明日の私によろしく

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アニサマに人が集まらなかった理由とシクレの当て方

先日、アニメロサマーライブというイベントに参加しました。

世界最大級のアニソンフェスを謳っており、確かに観客動員数は埼玉西武ライオンズより多い3日で6万人強とのことでありました。

しかし、実際に参加した人の話を見た限りでは、初日は席を間引きした上で400レベルと500レベルをほとんど使用せず、土曜日ですら間引きしていたとのことでした。

私が良く参加してたとき(2014〜2018)も平日である金曜日は比較的席に余裕があったこともありましたが、アイマスラブライブがコラボしたりとかそれなりに見所があったのでなんだかんだ埋まっていた印象があります。

で、何故埋まらなくなってしまったのかというところなんですが、色々理由はあるんだと思います。

思いますが、特にこれだろと感じたものを敢えて指摘したいと思います。

※この後の話がクソながくなってしまったのでここに要約します。

・チケット取得のためのコストが異常

・単推しにとってコスパが最悪(特に女性)

・必然的に若年層が排除され、金があり風俗の誘惑にも負けないベテランのオタクが取り残される結果に
・客の世代交代に失敗している。またネット上のネガティブな感想が多く新規参入の障害になっている

・シクレを当てたければ毎日炭谷銀仁朗選手に祈りを捧げましょう

 

理由その1:チケット取得にかかるコストが異常に高い

ぶっちゃけた話、これで話が終わってもいいです。

まず“良席”と言われるものを確保するためには、昨年のライブBDを購入するのがほぼマストです。値段は1枚7000円強、3日分確保しようとすると20000円を余裕で超えてきます。

その上で購入者最速先行に申し込むことになるのですが、これがまたアレで、VIP席と一般席で分かれています。

チケット代はVIP席が2万5000円、一般席が10000円。さいたまスーパーアリーナのアリーナ席は正直前方じゃないと人権がないので、どうしても良席に拘る人は2万5000円払うことになります。

それを3日間続けると、概算で21000円(円盤3枚)+25000円×3 で96000円かかることになります。風俗に行った方が気持ち良くなれる、心の底からそう思います。

そして一般席については、10000円を払った上でVIPの残りカスを引くことが確定している訳で、これも参加者の購入意欲を下げたのではないかと考察します。

それでも円盤先行の一般席はまだ全然マシで、その後の抽選に申し込むとなるとアリーナの後方(人権ゼロ)や400レベルにぶち込まれることになります。チケット代は同じ10000円です。円盤ケチった分ということでしょうか。普通にピンサロに行った方が気持ち良くなれると思います。

 

理由その2:一人あたりの持ち曲が少ない

昨今、「推し活」という言葉が一般にも普及するようになってきました。誰でも心の中に何らかの推しがいるという考えは少し違うかなと思うところもあるのですが、推しの応援を最優先にする考えの人が多いのは事実だと思います。

アニサマに「推し」が出演するとなった時、たまに(極めて狭い)TL上で見かけるのは「推しを人質に取られた」というものです。別にそこまで行きたくないけど推しが出るから行かざるを得ないという考えですが、現状のアニサマだとこれがめちゃくちゃコスパが悪いです。

正直なところ、今比較的年齢層が若く、それでいて金払いがいいコンテンツはラブライブ(初代除く)だと勝手に感じている(アイマスは年齢層が高いため除外)のですが、先日のアニサマだと虹ケ咲は2曲しか与えられていませんでした。始まる前から私はラブライバーですと背中で漢の生き様を語っていたオタクたちの落胆する様子は見ていて悲しい気持ちになりました。

一方でそんなラブライバーは意外とノリが良く、トイレが激混みしたと話題のパラライの時間も立ってサイリウムを振っているなど、全力でイベントを楽しもうとしている様子が伺えました。

信者が多いコンテンツに集客を甘え続けた結果が今回の客入りなのでしょう。信者に甘えるのであれば信者に優しいイベントにしなければいけないと思いますが、残念ながら近い将来アンチと化す未来しか見えません。

 

理由その3:世代交代への失敗とアニソンコンテンツの凋落

一般的に、いわゆる日本のクールジャパンコンテンツは成功しており、若者世代にも漫画アニメが大人気ということになっています。実際、人気曲ランキングにアニソンがランクインすることは珍しくなく、紅白などにも当たり前のように出演しています

しかし、これをもって「アニメ、アニソンが昔より人気」とは言えないのではないかと感じています。

AdoやYOASOBI、ヒゲダン、米津などが歌ったアニソンは大ヒットしていますが、アニソンとして受け入れられているかは微妙です。自分の中では、オタクがパンピーとカラオケに行った時、アニソンだけど世間に受け入れられてる曲としてチョイスするものが増えただけではないかと思っています。

そして、流行のアニメでこういうアーティストがタイアップするようになったことで、これまでアニソンシンガーとしてやってきた人たちの仕事が奪われているというのも気になるところです。LiSAは鬼滅の刃で一気に世間に受け入れられましたが、今後はもうこういうのは難しいと思います。流行りそうなコンテンツには予め人気アーティストが割り当てられてしまうので。

さらに、アニサマの非常に残念なところは、こういう今流行ってるアーティストを呼ぶことができないということです。今年はカバーでなんとかしようとしてましたが、おばさんのカラオケなんてぶっちゃけ誰も興味がありません。「誰が」「何を」歌うかが重要なのにとりあえず流行りの曲を歌わせましたではアニクラと大差ありません。

まあこれはアーティスト側にも問題はあって、現状昔の「クソアニメ枠」はラブライブ声優みたいな若手声優アーティストとタイアップすることが多いので、スマッシュヒットが出づらい環境にあるとは思います。

そして、意外とこういう若手声優は猛烈な信者を抱えていないので集客につながりにくいような気がします。

また、今をときめくZ世代は「タイパ」にめちゃくちゃ拘る生命体です。5時間拘束されて聴きたい曲が数曲拾える程度のライブに金がない若者が風俗3回分の金を払えるかということです。闇バイトやパパ活をしてる人は知りませんが。

結果、残るのは猛烈な信者だけです。この人たちはVtuberにも流れず地下アイドルにも流れない、本物です。しかし、そんな人たちはもう30前後、プロ野球なら戦力外通告や引退の時期です。周りの人たちの多くはオタクをやめて家庭を持っています。

現状、アニサマというコンテンツを持続可能にするには、この世代に頼らざるを得ません。それは今年こ3日目のセトリをみても察することができるでしょう。

若者との共存か、ガラパゴスの老人ホームか、今アニサマ難しいトロッコ問題に直面しているのではないでしょうか

 

感想は以上です。長くなってすいませんでした。思ったことを書き連ねたらこうなりました。

正直、Vtuberにも流れず地下アイドルにも流れられない本物の声豚としては、今年の3日目は結構面白かったのですが、1日目と2日目の状況を見る限り、何らかのテコ入れは必要だと思っています。10年前の曲をやらないと客がわかないっていうのは真剣に老人ホーム化を考えた方がいいのではないでしょうか。

 

以下有料コンテンツ

↓↓↓

アニサマのシクレ、二年連続で当てたので、その方法をお伝えします。

炭谷銀仁朗選手(12球団最強捕手)の巨人時代のユニフォームを買います。これで精神的に後に弾けなくなります。

②ジャングルを追い詰めます

③背中で漢の生き様を語ります。

 

いかがでしたか?